あの日からもう11年が経つんですね
11年前のあの日
私は仕事で取引先の石巻の大型店に新商品のマスカラ
のプロモーションに行く予定を組んでいました
当時私の会社ではこのマスカラに力を入れていて
当時人気の出ていたダンスグループの男性芸能人を使い
大々的に力を入れていました
朝から今日は三陸道を使わないと間に合わないな
と考えていました
そしてなにげに見た天気予報
小さな雪マーク
本当に恥ずかしい話なんですが雪道運転は大の苦手
運転があまり上手じゃないと私の会社も暗黙の了解で
これは承知の上でした
私はこの雪マークで今日の石巻を変更しました
これが吉と出たのです
ほんとにルートを変えると言うのは前代未聞の会社に注意されることもわかっているのに自分の身を守りました
泉区の取引先を4件ほど回り
それから実家に行き母とお茶を飲んでいた時に被災
後からニュースで聞けば私が行くはずだった取引先の大型店は閉じ込めにあったと言う
数時間もお客様も従業員も閉じ込められて出るのに3時間かかったと言う
膝から崩れ落ちた瞬間
私はなぜか今言った場面が多いような気がします
偶然なのかここ1番の時に何かに守られているような気がします
必ず生きると言うかギリギリのところで救われます
亡くなった父親が助けてくれたのだろうか
あれから11年
11年も経つんですね
復興して11年今はほんとにあの地震があったのかとあの大震災があったと
思えないほどスピードで私たちの街は息を吹き返しましたね
だけどまだまだ心の癒えない傷を持った方達はたくさんいらっしゃると思います
私も未だに津波の映像が直視できません
私たちは生きた
私たちは生きたんです
寄り添っていける世の中
寄り添うこと共感することしかできない私ですが
心が復興する
たくさんの方々の傷が癒える日
そんな日はもしかして来ないかもしれないけど
笑顔でつながっていきたい